岡山市S様邸 瓦工事

岡山市のS様邸 瓦工事

S様は他のOB施主様にご紹介いただき、この度工事をさせていただきました。

まずは現場調査を行い、お客様の疑問にもお答えします。その後見積もりをお客様に提示し、ご納得いただいたうえで工事に取り掛かります。

次回からは瓦工事の詳細について、記事にしていきたいと思います。瓦工事をお考えの方や、うちの瓦は大丈夫かなという方、ぜひご覧ください。


岡山市のS様邸 瓦工事②

S様はほかのお客様からのご紹介で岡崎工務店をご指名いただきました。今回のお客様からのご依頼は、割れている瓦を差し替えたいということでした。

さて、まずは現場調査です。実際に瓦屋さんと屋根に上がって現状の調査を行いました。お客様が屋根に上って確認することは簡単ではありませんので、写真を撮って確認していただきます。

その結果、割れているのではなく冬害( 瓦の中に水分が入り凍結することで表面剥離 )であり、屋根の半分程度見受けられ、中には割れていて屋根板が見えている状態ということが分かりました。

こうなると差し替えは無理で、葺き替えしか直すことは出来ないことをお客様にご報告を行いました。

岡崎工務店では、お客様のご要望をお聞きしながらも、長期的に見た場合どうかという視点でご提案を行っています。


岡山市のS様邸 瓦工事③

現場調査が終わり、お客様にご報告を行った後はいよいよ工事に取り掛かります。

組み立てた足場にはネットやブルーシートを張っています。これは高所で作業する者だけではなく、材料や工具が落下するのを防ぐためでもあります。

足場を組み立てたら、今度は既存の瓦を解体していきます。

写真奥が解体後の様子です。


岡山市のS様邸 瓦工事④

さて、瓦の解体撤去が終わったら屋根板の掃除と現状を確認します。

ここでのポイントは、既存の屋根板が雨漏りや経年劣化により傷んでいるかの確認を必ずすることです。

もし傷んでいたり腐っていた場合は施主様に丁寧にご説明し、今後の方針を決めなければならないからです。

屋根板が傷んでいる場合は張替えとなり、工事費の追加が必要になることは事前にご案内をしています。

例えその時に思わぬ出費でも後々には経済的な工事になるのです。


岡山市のS様邸 瓦工事⑤


既存の屋根板がしっかりとしていることを確認したので、次はルーフィングを敷きます。

このルーフィングは最高品質のものを使います。見えないところこそ、良いものを使うことで品質向上を図ります。

屋根工事に限ったことではありませんが、お客様にはお値段だけの価値はあることをいつもご説明しております。

このルーフィングは耐久性のある商品ですので、これでしばらくの期間雨漏りしません。


岡山市のS様邸 瓦工事⑥

ルーフィングを敷き終わり、いよいよ瓦工事も最終回です。

写真の手前と奥側の屋根には段差がついています。屋根は平らな範囲は漏れることはありません。漏れやすいのは、入り組んだ部分です。

この場合、段差がある部分が特に気を付けて施工しなければならない箇所となります。上の瓦の破風と下の瓦の間から漏れやすいので、瓦と破風の堺にしっかりとコーキング打ちをします。

コーキング打ちをしたのちに更に”のし水切り板金”を設けます。これによってルーフィングを含めて3重もの雨漏り対策をしているのです。

そのほか、画像では分からない部分も丁寧に仕事をすることで、長持ちします。そう言った観点から、どこまで手を入れるかがお住まいを長持ちさせるポイントになります。

これからリフォームされるお客様へお伝えしたいことがあります。 相見積もりは、金額の圧縮にはお役に立ちますが、長い目で見た時に施主様の為にならないこともあります。このことはとても大切なことだと思います、なぜならば業者はお値段に合わせた仕事をするからです。信頼できる工務店さんと出会えますように!