リフォーム事例

reform

コロナ禍でのリフォーム2

 病院で療養中のお母さんを案じて、子供さんからの依頼がありました。


最近は高齢のご両親を心配して、または一人暮らしのお父さんが気がかりでなど、


遠距離だけでなく、同じ県内に住んでいても

お仕事の関係やコロナ禍でいつも通りにいかずに困っているという相談をよく受けます。


 写真は押し入れのリフォームをする際に不要となった、本や新聞紙などの紙類。

写真には見えませんが、お客様用布団など(四組)


お客様のご要望で岡崎工務店が産廃業者へ運搬するお仕事もいただきました。


産廃業者への運搬手数料や諸費用はいただきますが、

こちらのお客様の場合は、知らない業者さんに頼むより安心できるとおっしゃっていただきました。

コロナ禍でのリフォーム

先日、県外に住む娘さんよりLINEを相談いただきました。

コロナ禍で帰省もできず、自宅が気になっています。

両親が住みやすい環境にしたいのでとのことで、

まずはリフォームの現地調査に行きました。


あらかじめ子供さんとLINEでのやりとりをして、子供として気になっていることをお尋ねした上でご両親のお気持ちも尊重させていただきました。


それぞれの立場でなければ、分からないことがあります。

今回のケースでは、福祉専門の方に介入してもらい、アドバイスいただきました。

最終的に責任をもつのは岡崎工務店ですから、双方の調整をしながら納得のいく介護リフォームとなるよう心がけております


写真のタンスは、人生と長年過ごしたタンス。

今後どうするか、終活の一部もサポートしています。

M様邸 介護リフォーム 手すり編 2019/4/8

大事にしたいのは、介護を必要とされる方の身体の状態を知ること

M様のご希望

① トイレの遣り替え 

② 浴室の遣り替え

③ 廊下の手すり

④ 土間の手すり

M様は介護認定を取得されています。

“ 健やかリフォーム ” で、補助金を貰って施工しました。


( 有 )岡崎工務店では、各種介護リフォームの施工をしています。




O様邸介護リフォーム

介護を必要とされる方の対話から、介護リフォームの第一歩がはじまります

O様との出会い

 先ずは知って貰うことが大切と、かれこれ18年前からチラシ配りをしています。

 Oさんとはそのチラシからのお問合せでした。


 先日、O奥様より電話でのお問合せがありました。


 『 岡﨑さん、主人の身体が少し不自由になりまして、介護リフォームを考えています 』


 『 介護リフォームの工事や手続きをされたことはありますか? 』


 岡崎工務店は年に数件の新築工事とは別に、介護リフォーム・耐震補強工事

 今話題の「住宅ストック循環支援事業補助金のエコリフォーム 」もかなりのベテランです。

 様々な手続きも熟知しており複雑な申請書類や助成金に関するノウハウもあります!

 

 と、お答えし、Oご夫妻様には安心していただきました。

 数日中には倉敷市の介護リフォーム、助成金の書類を持参してお話をうかがうことになっております。


O様の身体の調査

 介護リフォーム は身体の不自由な状態に合わせた「手すり取付け 」や「 スロープ取付」に始まり、

 「 トイレや浴室の使い方 」にしても無数のパターンが考えられます。
 この無数のパターンから、身体の不自由な方の状態に合わせた最適な介護リフォームをするためには、

 身体の不自由な方の状態を確実に知る事から始めなければならないのです。

 適当に手摺を取付けても効果的ではないので、利用者さんの身体に応じて、手摺やスロープなどを取付けます。
 手摺やスロープなどの取付に関しては、専門家から的確なアドバイスを現場で立会いのもと行います。

 専門家のアドバイスがなければ、よりよい介護リフォームは出来せん。

 専門家が介入することで、ご本人だけではなく、介護をされるО様の奥様にも負担が減ることになります。


  お話を進めていくうち、О様の心配事がぽろりとこぼれました。
 『実は.....担当のケアマネさんが介護リフォームの知識やスキルが
ないみたいで、私たちはとても不安なのです 』


  ここで少し説明させていただきたいのですが

 ケアマネさんのお仕事は「介護保険制度において介護を必要とされる方のために、

 ケアプラン(介護サービス計画)の作成や介護サービスの調整・管理を行う」ことが主な役割です。


 つまり 介護リフォームについて詳しくないのは当たり前で、正直にOご夫妻様に言われたことは、好感が持てました。

 とはいいましても、手すりを取り付けるからと大工さんや工務店にいきなり頼むのも

 これまでの経験から言いますとお勧めできません。  

 まず第一に大切なことは介護を必要とされる方の身体の状態を知ることなのです。


 このたびはボランティ団体手すりの会に依頼しました→岡山県・福祉ボランティア団体

 手すりの会中山さん、光岡さんに依頼、 O様の身体の状態を確実に知ることが出来ました。


トイレでの身体の動きの確認


御不自由な体をものともせず

何度も何度も細かい調整に

応えて下さるО様


途中何度か休憩をいれながらも

専門家のお話しや、ちょっとし

たアドバイスにも耳を傾けて下

さいました。


見守る奥様の姿も心に残ります

浴槽へ入る・出るの身体の動き確認


その他、動き辛い動作など

全て見させていただきました。

私もつぶさに観察しながら

写真や言葉をノートに記し

介護リフォームの参考に

させていただきました。

調査結果をもとに打合せ

手すりの高さやスロープなど、O様のお身体と症状に合わせたきめ細やかなアドバイスを手すりの会の中山さんからいただきました。

О様のためのカスタム仕様というわけです。


次に行ったのは、私が平面図に書き直し、O様邸にお邪魔して打合せしました。


玄関は土間から床までの高さは30センチほどあります。

のようにすれば安全に上がり降り出来るかや、

玄関からトイレ・ユニットバスまでの動線に手すりを取り付ける説明をしました。

また、浴槽に入り辛く出にくいとの事でしたので、ショールームにて体験していただくことになりました。



ショールームでは、手すりを使って浴槽に入っていただいたり、腰を下ろしてから浴槽に入ったり

( ベンチカウンターと言う商品です )いろいろと体験していただきました。

手間がかかる、大変だから迷惑では?と思われがちですが、体験は是非していただきたいと思います。

ショールームに行って見ただけでは雰囲気しかわかりません。

ご本人様が体験すれば、より自由、不自由な動作の確認もしっかりできます。

そして、サポートされる奥様にも安心していただきたいのです。

各種ショールームの予約は個人でも出来ないことはないですが

今回は予め図面や要望など、事前に資料を担当の方に送り事前打ち合わせをしています。

そうすることでご本人様の負担を少しでも軽くすることが出来ますし

現実的なプランの見積が最短でスピーディーです。

コーヒータイムで休憩を入れた後は、ユニットバスの商品の選定・色決めまでしていただきました。


この内容を踏まえ、見積を提出し、玄関回りや廊下まわりの手すりも決まれば

市役所にケアマネさんと介護リフォームの書類の手続きに行くことになります。


工事完了と検査

玄関手摺

当初の計画から変更しました。Oさんはこの方が良いですと大変喜ばれました。

スロープ

玄関ホールから、リビングと台所へ入るドアの敷居に足が引っかからないように、スロープを設けました

手すりの高さ


手すりは、握り易さと 高さがポイントです。Oさんのご希望通りの高さで取付けています。


手すりのこと・介護リフォームの事を熟知している方が計画して施工するのと、しないのとでは 雲泥の差が出てきます( ご自宅の生活の向上が図れます ) 

 岡崎工務店の介護リフォームも、手すりの会 さんに見てもらえるので安心してお任せできます。


住宅改造補助金

介護リフォームで、92万円の住宅改造補助金 がもらえることになりました。 


書類作成や現場の施工前・施工後の撮影など、

補助金をもらうためには

いろいろと大変な作業が必要です。

この膨大で時間のかかる作業を嫌う業者もあるそうです。


私にとってО様に喜んでもらえたこと

奥様の介護のお手伝いが少しできたのではないか

と、おふたりの笑顔をみて

この仕事をしてきてよかったなとしみじみ思いました。


【介護リフォームの流れをおさらい】


① ケアマネさんが、市に介護リフォームの受付をします

② それを受けて市の係りが現地訪問

③ その時にケアマネさんと介護リフォームをする業者が同日に伺います

④ 施主・市・ケアマネ・業者で図面を元にしっかりと打合せ

⑤ 後日市役所にケアマネ・業者が赴き、詳しい打合せをします

⑥ 介護リフォームの助成金や工事範囲の決定を受けて

⑦ 介護リフォームの着工⇒工事完成

⑧ 報告書類提出し、合格後 “ 市 ” から、助成金を施主様へ交付




手すりやバリヤフリーなど、介護リフォームも多数の工事実績がありますので、お気軽にお問い合わせください